福岡でモニカ・デンゴのワークショップを受講して来ました。
モニカはイタリア人ですが、ワークショップは英語で行なわれました。2日間ハンドライティングの展開の仕方を学んできました。
まずはアルミで自分のペンを作り、それを2日間使いました。アルミはコーラ缶よりも堅いので案外使いやすく、細い線もしっかり出ます。
配られた資料の中から1枚マニュスクリプトを選び、それを鉛筆で模写。そこから徐々に自分の文字にしていきます。鉛筆からペンへ。特徴をとらえるのが難しい。
手に慣れてくるまでとにかく書込みますが、最初のお手本とした15世紀の写本を横において、その中の特徴には留まる様に、でも自分の文字となるように。
同じ写本を選んでも、最終的にはまったく違う文字になります。出所は同じでも、書き手の捉えどころによって異なります。
最終的には8枚のアルシュの紙に、コンポジションを考えながら書きました。コントラストも考えつつ、文字のサイズやウェイトを変え、最後にはようやく動きや即興性も加えて書きました。
2日間でしたが、自然に生まれ出るラインを思いっきり書いて楽しかった!!!即興的と言っても、考えながら書いて行くので、右脳と左脳、両方使った様に思います。
じっくり伝統的な文字を書くのも楽しいけれと、こういう躍動感のあるLivelyな文字や線を書くのも心地よい。時間を忘れて没頭できました。
東京でも開催されます。お勧めですよ。東京でのワークショップ詳細はこちら→