レターカッティングワークショップ

7月にJ-LAF主催、ゴードン恵美さんのレターカッティングワークショップが開催され、大阪と東京の両方に参加しました。

このワークショップは今回で3回目。文字を彫る技術だけでなく、文字そのものや、そのレイアウトにじっくり取り組める素晴らしいワークショップです。これが日本で、しかも日本語で受講できるのは本当にありがたいことです。

3年目の受講生は自分で石を探してくるところからスタート。私はこんなに美しい色のライムストーンを幸運にも入手することができ、それに「SCRIPTA」と彫ろうと思い準備しました。大阪のクラスでレイアウトを検討しましたが最終決定までは行かず、結局はもう少し時間をかけることにして、しばらく寝かせておく事にしました。

そこで今回大阪では、前回のワークショップの後に彫ったMの、細かい部分を教えてもらいながら修正。あとはもう少し手直して、周りの飾りを彫って完成させたいです。

東京会場では、丸い那智黒の石に 「 3 」 をレイズド(周りを彫り下げる方法)で彫ることにしました。
置いて彫れない形の石は石膏で固めます。デザインを石に書き、試し彫りをしたところ、非常に硬いことが判明。レイズドには向かないことがわかり、これはVカットにすることに。

そこで、ライムストーンでレイズドの彫り方を教わる事にしました。(画像はいまだ作業途中のG)
スレートや那智黒に比べたら柔らかく、レイズドに適している様です。ただし、反対に欠けやすいので注意が必要です。石によってこれほどの違いがあることに驚きました。

9月には今回東京会場で参加されたメンバーと石彫り会を予定しています。また経過をご報告したいと思います。