4月の初めの週に大阪の(株)大同印刷さんが経営するなにわ活版研究所内の壁に文字を書かせていただきました。何年か前から清水裕子さんと大同印刷の社長、大西さんとの間で温めてきたプロジェクトに、私も参加させていただいた形です。すべてのディレクションは清水さん。
3面ある壁を「好奇心の入り口」「実験の壁」「妄想の柱」と命名し、私は「実験の壁」を担当。他の2面は清水さん担当です。
初日は大きな模造紙の下書きを壁に貼ってトレースし、あとの2日間ペンキで描きました。ほとんどは清水さんと大西さんが前準備をしてくれたお陰で、制作はスムーズに。
壁の左上部にはじめからあった穴の丸の形を生かしたデザインにし、なるべく壁の段差の所に文字本体が来ないように、セリフやテールなどで文字をつなげました。
天井は描くの大変でした!
完成です!大同印刷のスタッフの皆様、当日協力してくださった方々のお陰で、本当に良い経験をさせていただきました。ありがとうございました!
機会があったら、是非また壁に文字を描きたいと思いました。
ちなみになにわ活版研究所にあるPrismでは、活版印刷や文字関係のグッズが販売されています。現在ではこんな感じになっています。グッズに囲まれて文字が益々生き生きと!
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そして、他の2面はこちらです。↓ 清水さんが一発勝負で書いた渾身のゴシック体「好奇心の入り口」と筆で時間をかけて描いた「妄想の柱」。
尚、作業の写真のコマ送りした「動画」はこちらでご覧になれます↓
3日間が数分に!
三戸美奈子「実験の壁」
清水裕子「妄想の柱」
清水裕子「好奇心の入り口」
3日間の詳しい作業の様子はこちらのページでリンクされています。